2011年07月16日

第54話 虎の子、シベリヤへ帰る

母虎とオラは会話を続けた。

当然のごとくまさぐった母のおっぱいは

「ばかだね、この子は、来春生まれてくる

お前の弟や妹の分だよ。

お前は、真直ぐ前を見て一歩づつ進め。

この広いシベリヤがお前の舞台だ。」

オラは優しく厳しい言葉を聞いたのは、初めてだった。

こんな世にこれだけの言葉を聞いたことはない。

オラはシベリアンタイガーの息子だったんだ。

今から、シベリヤの王者になろう。

そう決心して、ミッドソーンとエテ公の待つモスクワ駅へ

行った。



ミッドソーンは大連から舞鶴へ行って、

大阪から船に乗ってタイへ帰る。

肝っ玉母さんになるだろう。


エテ公は元のジャングルへ帰り一族の長になるだろう。


オラはシベリアの王者になるからね。
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posted by 虎の子 at 15:10| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第53話  虎の子、ロシアへ行く

我々一行は、バルト海をフェリーで渡ってロシアへ着いた。

ミッドソーンとエテ公をモスクワ駅に残してちょっと離れた。

そして、オラは木立の中へ押し入った。

その時、突っ走る音をキャッチしたオラは、

懐かしい音に・・・。

それは、母虎と確信した。しばらく並走した。

オラは当然のごとく、母虎のおっぱいをまさぐった。

とたんに、バーンと横面をひっぱたかれた。

爪を引っ込めてくれたおかげで、よこびんも無事だった。

もし、爪を立てていたら虎の子どころか、

お化けの子になっていただろう。
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posted by 虎の子 at 10:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第52話  虎の子、ノルウェーへ行く

ノルウェーと言えば、高名な作曲家 グリーグと

その作曲に使った赤い湖畔の漁師小屋を思い起こすだろう。

きれいな湖がたくさんあり、その湖には妖精が住むと言われている。

オラの特技はその妖精の少女たちと話が出来ることだ。

妖精たちは、口々に昔は湖がきれいだったと、言う。

又、人間が汚くしたと、口々にオラに訴える。

オラは一介の虎の子だからどうしようもない。


ノルウェーの妖精たちは、かわいそうだ。

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posted by 虎の子 at 10:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする