母虎とオラは会話を続けた。
当然のごとくまさぐった母のおっぱいは
「ばかだね、この子は、来春生まれてくる
お前の弟や妹の分だよ。
お前は、真直ぐ前を見て一歩づつ進め。
この広いシベリヤがお前の舞台だ。」
オラは優しく厳しい言葉を聞いたのは、初めてだった。
こんな世にこれだけの言葉を聞いたことはない。
オラはシベリアンタイガーの息子だったんだ。
今から、シベリヤの王者になろう。
そう決心して、ミッドソーンとエテ公の待つモスクワ駅へ
行った。
ミッドソーンは大連から舞鶴へ行って、
大阪から船に乗ってタイへ帰る。
肝っ玉母さんになるだろう。
エテ公は元のジャングルへ帰り一族の長になるだろう。
オラはシベリアの王者になるからね。
2011年07月16日
第53話 虎の子、ロシアへ行く
我々一行は、バルト海をフェリーで渡ってロシアへ着いた。
ミッドソーンとエテ公をモスクワ駅に残してちょっと離れた。
そして、オラは木立の中へ押し入った。
その時、突っ走る音をキャッチしたオラは、
懐かしい音に・・・。
それは、母虎と確信した。しばらく並走した。
オラは当然のごとく、母虎のおっぱいをまさぐった。
とたんに、バーンと横面をひっぱたかれた。
爪を引っ込めてくれたおかげで、よこびんも無事だった。
もし、爪を立てていたら虎の子どころか、
お化けの子になっていただろう。
ミッドソーンとエテ公をモスクワ駅に残してちょっと離れた。
そして、オラは木立の中へ押し入った。
その時、突っ走る音をキャッチしたオラは、
懐かしい音に・・・。
それは、母虎と確信した。しばらく並走した。
オラは当然のごとく、母虎のおっぱいをまさぐった。
とたんに、バーンと横面をひっぱたかれた。
爪を引っ込めてくれたおかげで、よこびんも無事だった。
もし、爪を立てていたら虎の子どころか、
お化けの子になっていただろう。
第52話 虎の子、ノルウェーへ行く
ノルウェーと言えば、高名な作曲家 グリーグと
その作曲に使った赤い湖畔の漁師小屋を思い起こすだろう。
きれいな湖がたくさんあり、その湖には妖精が住むと言われている。
オラの特技はその妖精の少女たちと話が出来ることだ。
妖精たちは、口々に昔は湖がきれいだったと、言う。
又、人間が汚くしたと、口々にオラに訴える。
オラは一介の虎の子だからどうしようもない。
ノルウェーの妖精たちは、かわいそうだ。
その作曲に使った赤い湖畔の漁師小屋を思い起こすだろう。
きれいな湖がたくさんあり、その湖には妖精が住むと言われている。
オラの特技はその妖精の少女たちと話が出来ることだ。
妖精たちは、口々に昔は湖がきれいだったと、言う。
又、人間が汚くしたと、口々にオラに訴える。
オラは一介の虎の子だからどうしようもない。
ノルウェーの妖精たちは、かわいそうだ。


